80歳のプロペラ旅客機、闘病中の子どもたちを乗せて飛行 フィンランド

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北欧フィンランドの空港運営会社フィナビアは6月、同社が運営するヘルシンキ空港を発着するチャリティーフライトにおいて、フィンランド最古参の旅客機であるダグラスDC-3(機体記号OH-LCH)が使われたと発表しました。

企画に協力したのはDC-3を愛する人々

チャリティーフライト当日は闘病中の子どもたち20人とその家族がヘルシンキ空港でダグラスDC-3に搭乗しました。ヘルシンキ上空を飛ぶ30分のフライトは2回行われ、子どもたちは半年後に80歳を迎えるプロペラ旅客機の窓から素晴らしい眺めを楽しみました。

心温まる企画を立てたのは、フィンランド最古のダグラスDC-3が安全に飛べるように管理しているDC協会で、チャリティーフライトの操縦士や整備士なども協会員です。2013年から400人弱の子どもたちを乗せてきたフライトの費用は協会員から集めた追加会費で賄われています。

DC-3に搭乗する方法、見学できる場所

機体記号OH-LCHのダグラスDC-3は12月で80歳(ヘルシンキ空港は70歳!)になりますが、100年飛ばすことを目標としているDC協会のメンテナンスにより、今でも年間100時間運航されています。フィンランド最古参の旅客機に搭乗するには協会員になる必要があります。

OH-LCHを所有するAirveteran Oyは同型のダグラスDC-3(機体番号OH-LCD)も所有しています。OH-LCDは残念ながら空を飛べませんが、ヘルシンキ空港の航空博物館に「70年前に降り立った機体」として展示されています。

<参考元>NEWSROOM

 

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