エールフランス航空の2023-2024冬ダイヤ(23年11月-24年3月)の概略を読むと、長距離路線の開設・増便・機材大型化が目につきました。路線ごとに詳しく紹介していきます。
昨秋からパリ=ローリー・ダーラム線が開設
エールフランスは北米路線の充実に力を入れています。というのも、輸送能力がコロナ禍前の2019年冬ダイヤ比で20%も増えています。今冬の米国・カナダ・メキシコ就航都市はニューヨーク(JFK)、ロサンゼルス、マイアミ、トロント、メキシコシティなど20都市に上ります。
パリ発着の米国ネットワークは10月末からノースカロライナ州のローリー・ダーラムが加わりました。6月に開設されたカナダのオタワ線は冬ダイヤでも運航継続に。米国のダラス、ボストン、カナダのバンクーバー、モントリオール線は増便・機材大型化が実施されます。
サンホセ線は増便、ボゴタ線は機材大型化
エールフランスは中南米路線の強化にも乗り出しました。コスタリカのサンホセ線を1日1往復に増便し、コロンビアのボゴタ線では機材大型化(300席クラスのエアバスA350-900)を実施。12月からはグアドループとシント・マールテンを結ぶ直行便を週1往復で開設しました。
アジア路線はコロナ禍前の水準まで回復していないものの、羽田線は増便され、羽田・成田線は合わせて最大週16往復体制(羽田線週13往復・成田線週3往復)になりました。中東ではアラブ首長国連邦のアブダビが新たにパリ中心のネットワークに加わりました。
なお、アフリカ3都市(ニジェールのニアメ、マリのバマコ、ブルキナファソのワガドゥグー)へのフライトは安全上の理由から引き続き運休となっています。
<参考元>corporate
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