山中のアウトドアに繰り出す時、キャンピングストーブを持ち歩かないで済めばと考えたことはないだろうか。「ヒートスティック(Heatstick)」は、デンマークのHeatgear社の製品をリュックサックのポケットに入れておけば、歩いている最中でも水を沸騰させることができる。火を一切使わずに、しかもすぐに、だ。
熱源と水の容器はいっしょになっていて、熱を帯びる部分はすべて保護されている。風や気温に影響されずに使えるので、最小限の道具のみで水を沸騰させることができる。簡単に熱い飲み物やフリーズドライの食事にありつけられるのだ。
また、火を使わずに水を沸騰させる仕組みは、ガスと酸素を用いるので、キャンピングストーブよりも環境に優しい。窒素酸化物などの有害物質の排出はごくわずかに過ぎないようだ。
価格は日本円で17,000円だが、デンマークの会社の製品ということもあり、米国Amazonでも取り扱っていないのは残念だ。もし発売されれば、日本のアウトドア好きにとって好ましいことなのだが。
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