1903年、イギリスに誕生した自動車メーカータルボ社。当初はフランスのクレメント・バイヤードを輸入・販売するメーカーとして誕生した。第一次世界大戦中は救急車の製造・販売を行い、1920年代から自社ブランド「タルボ・ブランド」を展開した。
そのタルボ・ブランドの中でも特別な輝きを放つ車が「タルボラーゴT32 SS 1938ティアドロップ·クーペ」だ。タルボラーゴはイギリス自動車メーカー・「サンビーム タルボット ダラック」の崩壊後フランス・タルボでイギリスのラーゴ少佐が新エンジンを設計しフィゴニ ファラッシがボディをデザインした車だ。
フレンチ・サルーンとも呼ばれる美しい曲線は古き良きヨーロッパの香りと高い芸術性を感じる。「ディアドロップ」とは「涙のしずく」と言う意味。戦乱の世の悲しさもこのボディに込められているのかもしれない。
このタルボラーゴが モナコでRMオークションにかけられる事が決定した。RMオークションは世界最大の自動車オークションで数々の名車が登場する。今回の目玉の一つがタルボラーゴT32 SS 1938ティアドロップ·クーペと言うわけだ。
手に入れたい!と言うあなたは要チェック。億単位の金が動くだろうが・・。
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