遺伝子組み換えスニーカー

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自然の美しさは遥か昔からあるものだ。私たち人間が暮らす地上にもあるし、海中の神秘的な世界にもある。その美しさを人工的に生み出し、スニーカーという形にする試みが進行している。

東南アジア・タイの「レイフィッシュ・フットウェア(RayFish Footwear)」は、遺伝子組み換えアカエイ(魚)からスニーカーを製造する工程を実現させた。これまでには考えられなかったことだ。確かに画期的ではあるが、倫理的に疑問を抱く向きもある発想だろう…生物のオーダーメイドは。

スニーカーはオンラインでデザイン可能。数十種類のさまざまな動生物の色や皮膚のパターンを組み合わせて選ぶ。そうして生み出されるオリジナルのアカエイからスニーカーを作る。独自の工場で注文に合わせて誕生する遺伝子組み換えアカエイ。その過程は特許を取得しているとのこと。

レイフィッシュ・フットウェアの販売は現在行なわれているデザインコンテストが終了してから。現時点で価格するとしたら、非常に高額なものになる。しかし、2012年の後半から通常生産に入る見通しで、価格は1,800ドルほどに下がる予定。物議を醸しそうな製品だが、注目する価値はありそうだ。

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