1京6320兆回/秒の演算処理能力!進化を続けるスパコンの使い道は…

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1秒間に1京6320兆回の演算処理能力と聞くと、ベスト・オブ・ベストの称号がふさわしいと思わざるを得ない。世界中のスーパーコンピュータを対象とした最新ランキングで首位に躍り出たのは米国/IBMの「セコイア」。残念ながら日本/富士通の「京(K)」は2位に留まったことは、スパコンの進化が留まることを知らないことを意味する。

セコイアの演算能力は16.32ペタフロップスとのこと。文系の人間には聞き慣れない単位のプロップスはコンピュータの性能指数の一つ。接頭辞のペタは、とてつもない単位というイメージのギガやテラの上をいくもの。その途方も無い数字がどれだけ凄いかは図りかねるが、とにかく凄いということだろう。

スパコンランキング最新版のトップ10を国別で見ると、米国(3)、日本(1)、ドイツ(2)、中国(2)、イタリア(1)、フランス(1)と先進国が名を連ねている。企業別に見ると、セコイアの米国・IBMが目立つ(5)、日本・富士通(1)、米国・クレイ(1)、フランス・ブル(1)、中国・ドーニング(1)、そして中国人民解放軍国防科学技術大学(1)。メーカーではない軍傘下の大学での製造は異彩を放つ。セコイアも核兵器の研究に使われているとのこと。人類の英知を結集させたに違いないスパコンが、人類を危機に晒すような使い方をされるのは複雑だ。

ちなみにスパコンが置かれているのは、やはりと言うべきか、国立の研究所が多い。日本の京は理化学研究所(埼玉県和光市、理事長はノーベル化学賞受賞の野依良治氏)にある。

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