東日本大震災による福島第一原発事故は世界に大きな衝撃を与えました。特に原子力発電所を抱える国々では原子力発電そのものに対する見直し議論が行われています。既にドイツ、スイス、イタリアなどが脱原発政策に転換しています。
脱原発するのは良いけれど、では原発で賄っていた電力をどう作るのか。この課題に挑むべく世界各国の技術者が研究を重ねています。研究の中で最も期待されている発電が「太陽光発電」です。
フランスの電力会社「Soitec」も太陽光発電に力を入れているメーカーです。Soitecは6月15日イタリアシチリア島ベルパッソに建設中の「ベルパッソ太陽光発電所」が完成したと発表しました。このベルパッソ太陽光発電所は1.17メガワットピークを発電します。これは約300世帯分です。さらに年間二酸化炭素以上の125トン(113トン)の排出を防止するとしています。
発電にはCPVシステムを使用します。CPVシステムとは日本名を集光型太陽光発電システムと言います。レンズを用いて太陽光を倍以上の光強度に集め低コストで効率よく発電できることから現在世界で注目されている発電システムです。
Soitecはベルパッソ太陽光発電所で発電した電力を地元イタリアの電力会社に販売すると発表しています。今後こういった電力ビジネスが世界の経済を動かすことになるかもしれません。
東日本大震災による福島第一原発事故は世界に大きな衝撃を与えました。特に原子力発電所を抱える国々では原子力発電そのものに対する見直し議論が行われています。既にドイツ、スイス、イタリアなどが脱原発政策に転換しています。
この記事をシェア