ユーロ圏の不況はあたかも二番底に陥っているような錯覚を覚える昨今。高級車メーカーはさぞかしひどい打撃を受けているだろうというあなたの想像は正しくない。
不況にもかかわらず順調に売り上げを伸ばし続けている英の高級車メーカー、ベントレー(Bentley)は、大衆車および小型車に生産をシフトする、グローバルな自動車会社をあざ笑うかのようなグランドツアラーを発表した。
それが、この「ベントレーコンチネンタルGTスピード」の新型車だ。
ベースになっているのは、現行「コンチネンタルGT」で、搭載されるW型12気筒エンジンは、これまでの「コンチネンタルGTスピード」を上まわる、625馬力、81.6kgmのトルクを発生する。
最高速度は329km/h、0-100km/h加速は4.2秒だ。ただし燃費はリッター7kmを下まわる。
2012年10月にデリバリー開始。ベントレーの量産車としては、史上最強という性能を奢られた「ベントレー・コンチネンタルGTスピード」の英国国内での価格は151,500ポンド。輸出の8割は欧米、および中国に納入される予定だ。
運よく手に入れられたあなたは、フォード・フィエスタの6台分の馬力があるからといって、フィエスタを煽ってはいけない。過剰な馬力はあなたの実人生、ロードゴーイングを実りあるものにする。
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