目の前にあるのは現実かそれとも…理化学研究所プレゼンツのパフォーマンス

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白い空間。頭に装置を身につけた人。ダンサー。日本の理化学研究所・脳科学総合研究センターの適応知性研究チームが開発した[代替現実(SR)システム]を使用するパフォーマンスが「MIRAGE」だ。

MIRAGEパフォーマンスアートと知覚現実を融合させたもの。体験者はヘッドマウントディスプレイとヘッドフォンを装着し、SRシステムの世界へ誘われる。目線上に装着したカメラによる映像とヘッドフォンからの音声は実体験のように感じるものの、実際は目の前にパフォーマーがいるかは限らない。それは現実に起こっていることかもしれないし、あらかじめカメラに記録されていたものかもしれないのだ。

体験者は現実と虚構の間をさまようことになる。今は現実なのか…多くの疑問を抱くに違いない。それはパフォーマンスをつくりあげる主体の一つでもある観覧者も同じことが言える。体験者の反応とパフォーマーの動作の関連、今がどんな状況なのか…彼らもまた考えさせられることになる。

夏休みの思い出として、今まで見たことがないパフォーマンスを体験してみてもいいだろう。東京の日本科学未来館にて、8月24日から3日間の予定で開催される。詳しくはこちらから

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