バスが来ることを、目の不自由な人に知らせるアプリ

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ブラジル・サンパウロ州サンカルロス市で目が不自由な人がバスを利用するのをアシストするアプリThe Busalert (バスアラート)」が交通システムの効率化などを専門とするGrupo Criar社と交通局によって開発された。

どういうアプリかと言うと、バス停で、あるいは家を出る前に、自分が乗りたいバスがどこら辺を走っているか、あとどのぐらいで到着するかなど音声で案内してくれる。バスに乗ったら今度は目的地までの距離や時間を知ることが可能。ちなみにショッピングセンター、病院、学校など公共性のある場所に近くの40のバス停には、この情報の点字表記もされている。

似たような音声案内システムにスペイン・バルセロナ市の「OnTheBus(オンザバス)」があるが、ブラジルでは市内全域を走る全ての公共バスの動向を把握しているのがすごい。

アンドロイド端末とWindows MEで利用でき、インストールはSMS(ショートメッセージサービス)を指定先に送信、折り返しバスアラートをダウンロードするリンク先の返信が届くのでそれをクリックして完了だ。

現在は目の不自由な人の利用を主眼においた内容で展開されているシステムだが、Grupo Criar社は近い将来、全てのバス利用者の利便性につなげたいと考えている。

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