リアルなスローライフを「動く家」と共に

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日本から遠く離れたデンマークでリアルなスローライフを経験できるかもしれない。現地のアートスタジオ・N55の作品の一つが『WALKING HOUSE』だ。文字通りの動く家は六角形の車体に六本の足が付いている。何かの昆虫をオマージュしたような家は、おそらく昆虫といい勝負ができるほどのスピード――最高時速は60メートルでゆっくりと進んでいく。

動く家の中でのんびりと過ごせるのは間違いないだろう。下手したら都会のアパートの一室よりリラックスできるかも。寝心地のいいベッド、堆肥化できるトイレ、最低限の調理ができるキッチン、備え付けの家具、と基本的な生活環境は整っている。

スピードが出ないとはいえ、六本の足の動きはタッチパネルで制御できる。一昔前であれば、この動く家の発想は「ドラえもん」やSFの世界でしか通用しなかっただろう。他にもエネルギーは太陽光や風力でまかない、集めた雨水を利用できるシステムも搭載している。

動画ではメルヘンの街・コペンハーゲンの湾岸を歩いている様子が紹介されている。北欧のデンマークでも過ごせるように、車の中にはストーブも入っているそうだ。ちょっとしたキャンプ感覚でも使えそうな『WALKING HOUSE』、一度でいいから乗ってみたいものだ。

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