1969年7月20日、アポロ11号に乗船した「ニール・アームストロング」船長は人類初の月面着陸に成功しました。あれから43年後の2012年8月、ニール・アームストロングは他界し一つの歴史が終わりました。
巨星が墜ってしまった2012年ですが、巨星のようなプロジェクトが話題となっています。イギリス・マン島に本拠を構える宇宙ビジネス会社「エクスカリバー・アルマース」が「月面旅行チケット」を120億円で販売したのです。エクスカリバー・アルマースはロシアの宇宙船ソユーズの中古船4台と宇宙ステーションを2台所有しており、ユーザーはソユーズに乗船し宇宙ステーションとドッキングします。宇宙ステーションは既に軌道に乗っており、ドッキング後6ヶ月かけて宇宙ステーションから地球を一周します。
「中古のソユーズ」と言う辺りがスリル満点で、宇宙の藻屑となってしまいそうです。しかしエクスカリバー・アルマースでは「エクスカリバー・アルマースは伊達じゃない!」とその技術力に絶対の自信を持っており、月面旅行チケットによる事故は200パーセントないとの事です。ソユーズから「地球の重力に引かれた人類め!」とつぶやくのも、言いかもしれません。但し、代償は120億円ですが。
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