「私は腕時計をしない主義です」。サラリーマンであれば、まず少数派にちがいないが、実際に好まない方もいるだろう。それでも「限定300本生産」「2012年販売分は完売」と聞けば、かたくなな気持ちが少しは和らぐかもしれない。
『Signalman GMT PR』は“時計王国”スイス製のムーブメント(Automatic Swiss Soprod 9335 movement)を採用している。画像から伝わってくる光沢も特徴的だ。ロジウムプレート仕上げは手首を輝かせている。
ただすぐれている時計ではないのがSignalman GMT PRだ。長く使えることができる31石時計。パワーリザーブは約42時間で防水加工もしっかり施されている。
以上を読んだからといって、腕時計を好まない人の気持ちは変わらないだろう。私は腕時計を持っているが、すべてUFOキャッチャーで手に入れたものばかりだ。単純に何十万円ほどの時計が買えないだけ。しかし、余裕のある大人はたいてい高級腕時計を見に付けているもの。Signalman GMT PRでなくてもいいが、「私も…」と思っている人は多いはずだ。
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