広島ローカルのバラエティで「アグレッシブですけど、何か?」という番組がある。おぎやはぎの漫才を思わせるタイトルだが、おぎやはぎとは一切関係ない。企画内容は様々で「各地のローカルタレントを集めて、サミットを開催する」「人脈だけを頼りに、なんとかして尾田栄一郎(ONE PIECEの作者)に会いに行く」などの企画はとくに人気のようだ。地方局ながら、海外でロケを行なうこともある無謀な姿勢は、挑発的な番組名を反映しているとも言える。
少々短絡的かもしれないが、今回紹介する『Arac ZXS Motorcycle』も「アグレッシブですけど、何か?」というメッセージが伝わってくる。人々の注目を集めること間違いなしのメタリックボディー。ブラックとファイアオレンジのカラーリング。これで疾走している姿を、あるいは峠を攻める姿を想像してみて欲しい。「アグレッシブ」という単語がしっくりくる。
Arac ZXS Motorcycleはどうしても外見に心引かれてしまうが、“それ以外の部分”も見逃せない。ボディーにアルミニウム素材を採用し、車体の軽量化を実現した。シートは座りやすいように大きめにデザインされているので、快適な乗り心地を保証してくれる。
アグレッシブ過ぎる運転は取り返しのつかない事故になることも。Arac ZXS Motorcycleは事故を未然に防ぐために「セーフ・ドライブ・システム」を搭載している。走行スピードと前後を走っている車両との距離を把握し、危険な場合はブレーキが自動的に作動するシステムだ。まだ構想段階に過ぎないバイクだが、現実のものになれば、アグレッシブなバイク乗りの人気を集めそうだ。
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