ヒーローものの飛び出す絵本とか、大型家電の入っていた段ボールで作った秘密基地とか、未だにワクワクする。2Dとか3Dとか立体モノのスペシャル感は半端ない。もっとも子どもの頃は、工作でもなんでも結局は立体感が肝だったりするわけで。
そんな日々をすっかり忘れていたのだが、折りたたみ段ボールオフィス(all-in-one cardboard office)を見て久々に心躍った。パッと開いて登場するデスクと机はなんと段ボール製、1/1スケールの究極工作がオフィスとして機能するのだ。これさえあれば今日は街角、明日は海辺とどこでも仕事環境を整えられる。どこへ移動しても安心だ。
だが残念、実はこの折りたたみ段ボールオフィスはプロトのため、強度設計度外視でつくられた、いわゆるモック(見本)なのである。まだまだこれから素材や構造科学などを検分しなければ商品としての実用化にはちょい遠いのだが、デザイナーの気持ちはよくわかる。客は引くかもしれないが、独立開業するなら、こんなオフィスで働きたいものだ。
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