「自然と人間の距離が開き続けている。我々が接しているモノは汚れのないものだが、平凡であり、無味乾燥だ」
以上が『ナチュラル・キーボード(Natural Keyboard)』が創られた理由らしい。アーティストのロビー・チルトン(Robbie Tilton)とダニー・ロジン(Danny Rozin)の共作により、木とコケをベースにしたワイヤレスキーボードは生まれた。
ナチュラル・キーボード(Natural Keyboard)はフレームも一つ一つのキーも木製だ。当然、それぞれのキーにはそれぞれの木目というものがある。温かみや味わいを感じさせる。コケはイミテーションながら、コケの上に各キーが浮いているようなビジュアルは目を引く。
私個人の印象で申し訳ないが、自然への回帰はあらゆる分野で進んでいる気がする。そんな気はするのだが、「なぜなのか」という問いに答えられる自信がない。ただ私たちの祖先は木・植物に触れることが当たり前だったはずだ。今はどうだろう。確かに今こうしてキーボードを叩いているのも無味乾燥と言えなくもない。ひょっとしたらナチュラル・キーボード(Natural Keyboard)は新しい感覚をもたらすのかも…?
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