米国マサーチュセッツ州在住のスティーブン・グラントとリチャード・クックは、20ドル紙幣を無料でばらまく社会実験を行なっている。ただばらまくのではなく、街のどこかに隠す。20ドル紙幣の争奪戦『Plenty of Twenties (たくさんの20ドル)』は今日も行われている。
20ドル紙幣は、ボストン近郊のありとあらゆるところ……郵便箱の下、スーパーマーケット、図書館の本の中、映画館、ひょっとしたらゴミの中に隠されているらしい。20ドル紙幣の行方は、発見者と共に、Plenty of Twenties (たくさんの20ドル)公式サイトで紹介されている。
各曜日でインターネットと連動した企画も行われている。「ツイッター・チューズデイ」「フェイスブック・フライデー」は、火曜日と金曜日、それぞれのフォロワーが特別なヒントを教えてもらえるというもの。他にも謎解き感覚で20ドル紙幣を探し出す「ミステリー・マンデー」も。また、メール会員(無料)になれば、およそ週一のペースで、隠した場所について記されたメールが届く。
ちなみに20ドル紙幣の出どころだが、ほとんどはスティーブンとリチャードの財産だそうだ。しかし、現在はスポンサーが付くようになったとのこと。こうした動きを予見しての社会実験だとしたら見事と言うほかないのだが。
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