防音ドアの向こうに広がる独特のサウンドシステム。クラブ独特の超重低音が腹の底にぐっとくる。だが自宅ではあの大音響やディテイルを再生するのはまず不可能。仕方がないので音に関してはモニターヘッドホンと呼ばれるスタジオ用のあれを使っている人もいるのではないだろうか。
そこでリアルサウンドを消失させることなく、どう体感させるかに焦点を絞ったのが「SubPac (音響体感バックレスト)」。これはPublic Enemyらとのアクトで知られているHank Shockleeを中心に開発されたディバイスで、よくあるアイデアグッズではない。とにかくこのSubPac (音響体感バックレスト)を椅子に装備し座り、いつものヘッドホンをする。チラ見だとなんとなく低周波マッサージシート系っぽいルックスだが、音源オンにした途端…「こんな部屋がクラブかよ、ぱね〜」と全く使い慣れない表現が思わず口をついてでてくる。そう、ひと言でいうと「ぱね〜っす」だ。
クラブに何を求めるかにもよるが、機材やアトモスフィアが好きな人は多分はまると思う。ところで…いつも思うが、「クラブ」を「倶楽部」って表記すると、ベツモノ感がぱね〜っす。
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