私の祖父は第二次世界大戦中、海軍士官として零戦に乗っていたそうです。零戦は世界に誇る戦闘機だと自慢話がいつまでも続いたことを思い出します。それでも、飛行機の操縦で一番難しいのはヘリコプターだと言っていました。縦のプロペラと横のプロペラをバランスよく回転させて自由自在に機体を操縦することができるけれども、一度そのバランスを崩すとヘリコプターは真っ逆さまに墜落してしまうというのです。
この手の平サイズのヘリコプター「Crazyflie Nano Quadcopter (クレイジーフライ・ナノ・クアッドコプター)」は、あなたを一流の海軍士官にしてくれます。もし、祖父が生きていて、Crazyflie Nano Quadcopterを見たら、その技術に舌を巻いたのではないかと思います。垂直上昇と垂直下降のスピードと安定性は、あのオスプレイの比ではありません。それに極めて安全で、周辺住民からの苦情なども皆無です。
9センチメートルのツーモーターを積み込んで、32ビット72MHzのマイコンによって制御された精密な機体を操縦するとき、あなたはオスプレイの操縦桿を握っていると錯覚すること間違いないでしょう。その飛行はまさにクレイジーフライ!
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