空を飛ぶという人類の欲求は、収まることを知らないようだ。飛行機を開発したのはライト兄弟とされているが、その前にも数多くの人間が、飛行機のようなものを作り上げていたと推察されている。空を飛ぶ欲求に魅せられた男たちは、独自の飛行機を開発し続けていたのだ。それは現代においても同じようである。
イギリスに住むヤニック・リードさんとジョン・フォーデンさんが開発したのがこの「XploreAir Paravelo(エクスプローラーエアーパラヴェロ)」だ。自転車に大型のプロペラをつけたなんとも単純な自転車だが、驚いた事にこれで空を飛ぶ事ができる。つまり、世界初の空飛ぶ自転車なのである。簡単にへし折れてしまいそうなフレームだが、航空機に使用されるアルミ素材で出来ているため安全・・・との事だ。飛行の際は、249ccのバイオ燃料モーターがプロペラを稼働させる。さらにXploreAir Paraveloは自転車として走行する事が可能だ。
落ちたら即死じゃねえか!と私は思ったが、動画を見るとパラシュートをつけて飛行している。パラシュートがないと危険すぎて飛ぶ事はできないそうだ。また、飛行には長い滑走路が必要とのことだ。それならパラグライダーで飛んだほうが速いのでは? と突っ込みたくなるが、空飛ぶ自転車を開発した労力と熱意で忘れてあげてほしい。
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