世界的に有名なオークションハウス「サザビー (Sotheby)」が、世界最大のブルーダイヤモンドのオークションを行った。このオークションは、サザビー創立40周年を記念して10月にホンコンで行われたイベントの1つ。注目されたそのダイヤモンドは、ブルーダイヤとしては世界最大かつ希少な7.59カラットのラウンドカットのもので、「Premier Blue (プレミア・ブルー)」と名づけられている。
シャツのボタンほどの大きさのPremier Blueには、この種のダイヤには非常に珍しいブリリアントカットが施されている。ブリリアントカットはダイヤを美しく輝かせるカットだが、ダイヤの切り屑が多く出て、結果的にダイヤが小さくなってしまうので、ブルーダイヤモンドに施されることは稀だ。そのブリリアントカットがPremier Blueには施されている。また、このPremier Blueは、透明度も完璧と言えるほど高い。こういった理由から、米国宝石学会はPremier Blueを、このランクの中で世界最大ものと認めた。
これほど稀なブルーダイヤ、関係者の間では1900万ドル(約19億円)以上の値が付くに違いないと言われてたがオークションでは1610万ドル(約16億円)までにしかならず、残念ながら今回は買い手がつかなかったようだ。
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