本当?大地震は台風の後にやってくる!?

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アメリカ・マイアミ大学のシモン・ウドウィンスキ(Shimon Wdowinski)氏とフロリダ国際大学は、過去50年間に台湾とハイチで発生したマグニチュード6.0以上の地震データを分析。地震発生前4年以内に、被災地に台風が上陸していることを確認。「台風の後に大地震がやってくる」との学説を発表した。

ウドウィンスキ氏によると「豪雨によって起きた多数の土砂崩れや侵食のため、地表付近の地盤が動き、負荷が取り除かれて断層がずれやすくなった」と学会で発表している。この研究チームが判例として挙げているのは、2010年のハイチ大地震、96年の台湾・中国での台風9号と98年のM6.2、7.6の地震だ。いずれも台風の後に地震が起きているという。

日本は台風がほぼ毎年上陸し、過去5年ということになると全国で上陸していると言って良い。沖縄へは毎年頻繁に上陸しているが大地震は起きていない。日本人としては信じがたい学説である。この「台風の後に大地震がやってくる」というのは現在のところ仮説。

これから研究チームは地震大国日本やフィリピンで関連性を調査する計画を立てていると言う。日本でうどんすきを食べウイスキーでも飲みながら、充分に議論を重ねてほしいところである。学説が台風のごとく去っていくか、地震の本質を読めていたのか。それはこれから証明されることだろう。

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