交通事故を無くすためのシステム作りが進んでいる。自動走行システムは何度も紹介してきたが、今回発表されたシステムはそうではない。自動車の運転席が、人間の状態を見て「運転させるか否か」を判断するというシステムだ。その名を「エピステミックコックピット」と言う。
エピステミックコックピットは、アルプス電気が開発した次世代自動車コックピットシステム。顔認識システムを搭載し、登録者以外はエンジンをかけることができない。さらに、ドライバーの脈拍、心拍数、さらには飲酒しているか否かもチェックする。いずれも、エピステミックコックピットが運転者の異常を検出した場合は、エンジンをかけさせない。
さらに凄いのが、目線感知システムだ。運転者の目線を感知し、カーナビなどの光量を調節することが出来ると言うのだ。まさに「ニュータイプ」が形になったコックピットと言うわけだ。さらにスマートフォンとの連動機能も搭載し、様々なサービスを提供する予定だ。
エピステミックコックピットは2018年の市販化を予定している。この技術が本当に市販車に搭載できるのか、注目である。
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