1986年、一本の伝説的ゲームが誕生する。それまでのゲームの常識をすべて覆したロールプレイングゲーム、「ドラゴンクエスト」である。子供たちはドラゴンクエストに熱中し、学校の話題はドラゴンクエストの話題で持ちきりであった。当時は、インターネットなどない世の中である。情報の共有は、口コミで行われていた。
ドラゴンクエストの歴史の中でも名作とされるロト三部作のプラットフォームはファミリーコンピューターであった。8ビットの世界に詰め込まれた数々の名台詞と音楽に加え、8ビットならではの不便さも今では良い思い出だ。特に「ふっかつのじゅもん」へのトラウマは皆が持っていることだろう。現在の「Love songを探して」の音色に乗せて書き写したふっかつのじゅもんを入れ、「さあやるぞ!」と思った時の「じゅもんがちがいます」の文字は「死の宣告」のようであった。
当時の小学生も今や40代。そしてスマートフォン全盛の時代だ。そんな中、懐かしい記憶ドラクエの8ビットの記憶が蘇る。「ドラゴンクエスト スマートフォン用リチウムチャージャー」が発売されたのだ。ドラゴンクエスト スマートフォン用リチウムチャージャーにはスライムの顔とともに「しんでしまうとはなにごとだ!」や「ロトのちをひくものよ」など懐かしい台詞が描かれている。ドラクエファンなら、台詞を見ただけでシーンが蘇るはずだ。そして、伝説が始まる・・・。
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