「マカン買う?。」「ちっちゃいから要らない。」

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若くしてお金持ちになられた方や、主に自営業で成功された方に絶大な人気を誇るのが、ポルシェの巨大なSUV「カイエン」。今回「モータートレンド」誌が取り上げているのは、「カイエン」に似たルックスでも一回り以上小さなコンパクトSUVのMacan(マカン)」だ。

そのボディサイズは、全長4,675mm×全幅1,923mm×全高1,628mm、ホイールベース2,807mm。

一方『カイエン』は、全長4,845mm×全幅1,940mm×全高1,710mm、ホイールベース2,895mm。

カイエンと較べると、全長で−170mm、全高で−82mmもの差がある。ちなみに性能面では、エンジンは3Lと3.6LのV6ターボエンジン。駆動方式には、電子制御のマルチプレートクラッチによるアクティブ4WDシステムを、トランスミッションには7速デュアルクラッチの「PDK」を採用している。メーカーによると、このMacan、SUVの形のスポーツカーなるコンセプトを具現化したものだそうだ。

トップグレードの「マカン ターボ」は、直噴3.6リットルV型6気筒ツインターボを搭載。最大出力は400ps/6000rpmを発生。0-100km/h加速は4.8秒(スポーツクロノパッケージでは4.6秒)、最高速は266km/hの性能を誇る。まぎれもなくポルシェだ。

扱いやすいサイズで動力性能も文句ないMacanであり、早くも注目を集めている。しかし、懸念材料もある。ちっとも迫力がないのだ。マツダの「CX-5」の方が存在感のある顔をしている。「カイエン」の人気の秘訣は、性能ではない、あのデカさが優越感を満足させているのだから。

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