人差し指の爪の先に輪ゴムをひっかけて、指でピストルを作り、輪ゴムを飛ばす。原理はそれなのだ。それを極限にまで発展させると、この「Rubber Band Machine Gun (輪ゴムマシンガン)」になる。
古いアメリカ映画でギャングが使っているような、円筒形のマシンガンと同じスタイルのRubber Band Machine Gunは、16の「銃身」が並んでいる。銃身と言っても、輪ゴムを射つわけだからパイプ状ではなく、輪ゴムを伸ばして引っ掛けておくための棒だ。この棒を含めて、全体が木で出来ている。1つずつの「銃身」に何十本もの輪ゴムを引っ掛けておいて、それをモーターで回しながら連続して射つわけだ。最高で、1秒間に14発の輪ゴムを射つことができるとのこと。また、最多で、何と672個の輪ゴムを「チャージ」しておける。しかも、シングルショットと連射の切り替えもできるという凝りようだ。
気になるのは、どうやって輪ゴムを装着(チャージ)するかということだ。1本1本引っ掛けるのでは気が遠くなる。ところが、Rubber Band Machine Gunの製作者はその点もちゃんと考えてくれている。簡単な木製の道具を使って、十数本の輪ゴムを1度に引っ掛けられるようにしてくれている。
個人的に、私は欲しいとは思わない。だけど、これだけのものを作り上げた製作者(ウクライナの1青年らしいが)の熱意には脱帽する。
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