生まれつきの才能ではなく「努力できる才能」が必要 伝説たちの欧州サッカー論で思考回路を活発に

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サッカーに少しでも興味のある人であれば、読み応えを感じるだけでなく、自分の思考回路を活発にしたくなる一冊かもしれません。『Sports Graphic Number 2014年2月27日号』は、中田英寿(元サッカー日本代表MF)とジョゼ・モウリーニョ(イングランド・チェルシーFC監督)のツーショットが表紙を飾り、「レジェンド11人の欧州蹴球論」というテーマで、かつて世界を熱狂させた伝説たちのインタビューなどを掲載しています。

Sports Graphic Number 2014年2月27日号のインタビューなどに目を通すと、ハイレベルな欧州と日本の距離感を掴むのに役立つことでしょう。日本代表ですが、その人気は上昇し、選手の知名度もアップしている印象。ビッグクラブに所属する選手も現れています。ただ「所属する」と「実際にプレーして活躍する」は別の話。レジェンドたちが称賛する選手の中には日本人選手とポジションを争うライバルも登場します。その称賛は、欧州と日本の本当の距離を掴むのに役立つはず。

サッカーは、私たちの人生において、趣味でもあり仕事にもなり得る。そう考えると、サッカーと人生のリンクを見出せこともできます。例えば、2013年で最も輝いていた選手であるクリスティアーノ・ロナウドのインタビューは「偉大なプロフェショナルは、ルーティンという基礎なしでは成立しない」、マンチェスター・ユナイテッドで香川真司の同僚でもあるライアン・ギグスの言葉は「成功するには、生まれつきの才能だけでは足りず、努力できる才能が必要である」といったことを教えてくれます。

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