英国BBC放送の人気カーバラエティー番組「トップ ギア」のサイトで紹介されているのは、米デトロイトにある「GMヘリテージミュージアム(GM Heritage Center)」。原則非公開の自動車博物館だ。ここには、世界最大の自動車メーカーであるGMの遺産というべき、数々のクルマの歴史が揃っている。
フロア展示されているのは165台。コレクション全体では450台を数える。その内容を抜粋すると、V型16気筒7.4Lエンジンの1932キャデラックフェートン、電気自動車のプロトタイプ、1966年製燃料電池バス、6メートルの1959年製キャデラックエルドラド、1938年製ビュイック「Y-Job Concept」は業界史上初のコンセプトカーで、GMデザインの原型と呼べるものだ。と、アメ車好きならずとも、時間を忘れさせる内容だ。やはり100年を超える歴史は半端じゃないのだ。
自動車ミュージアムの話題と言えば、ケンタッキー州の「ナショナル・コルベット・ミュージアム」で、床が陥没して展示車両が埋まってしまうという騒動があったばかりだ。この穴に落ちた展示車の中に、GMより借り受けていた「1993コルベットZR‐1スパイダー」や「2009ブルーデビル」が含まれていたが、恐らくヘリテージミュージアムからの借用だったのでしょう。
ちなみに、それらを含めた8台の車両は、GMヘリテージミュージアムの保全・修復を手掛ける、GMのメカニカル・アセンブリー部門で修復作業を行っており、できる限り以前の状態に修復するとされている。
ところで、デトロイトの方は、穴あかないでしょうね?
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