ルービックキューブ(1974年誕生)は1980年代に大流行した立方体パズルである。今カバンからルービックキューブを取り出すと、ちょっと流行に遅れた変なヤツなんて見られてしまいそうだが、個人的にはコレを持ち歩いてしかもパッと短時間で全面揃えられる男性に出会ったら惚れてしまうかもしれない。
ルービックキューブファンは実は水面下にかなり存在している。2年に1度のペースで行われている世界キューブ協会によって開催される公式大会を見ていると、やっぱりルービックキューブっておしゃれでインテリなゲームだなぁと感じる。
CubeStormer3の驚異的スピード
人の手で完成するからこそ意味があると思われるルービックキューブだが、時代は移り行く。サムスンのGalaxyS4を使ってコントロールするマシーン「CubeStormer3(キューブストーマー)」はなんと3.253秒という早さでルービックキューブの6面をすべて揃えられるという。
CubeStormer3はGalaxyS4のカメラがルービックキューブの面の配列を瞬時にカメラを使って読み取り、最短時間で面を揃えるための道を解析して操作を行うのだ。
レゴVSキューブのバトルを思う
セキュリティエンジニアのMike Dobson氏とARMのエンジニアであるDavid Giday氏が開発したこのCubeStormer3のすごいところはレゴで作られているという点に尽きるであろう。ルービックキューブよりも遥かに歴史の長いにレゴ(1934年誕生)によって、全面揃えられてしまう彼の気持ちになるとちょっと切ない。
開発者たちは次のCubeStormer4によってまた新しい記録を樹立したいと述べている。次は2秒台が出るかもしれない。 もうこうなってしまったら、このロボットに太刀打ちできる人間なんて世界のどこにもいないだろう。人間の最速記録は5.55秒なのだ。
十分に驚異的なスピードだが、マシーンに比べると2秒も遅い。 「2秒も遅い」だって。こんなこと絶対に言ってはいけないよね。ロボットはロボット。人間は人間だもの。
記事元:GIGAMEN
参照元:Business Wire