ソフトウェア・エンジニアのDavid Hunt君が、売ってる部品を集めて自作した携帯電話機、それが(iPhoneならぬ)「PiPhone(パイフォン)」だ。イギリスで昔に普及していた教育用のシングルボードコーンピュータ「The Raspberry Pi」がベースになっているので、PiPhoneという名前がついている。
大きく、分厚い、でもちゃんと繋がる
The Raspberry Piの他に彼が買い集めたのは、原始的なタッチスクリーンと、2500Ahのリチウムポリマー電池と、電波の変復調に必要なSIM900 GSM/GPRSモジュールと、その他さまざまな部品。総額158ドル。見た目はスマートフォンに似ているが、ウェブの閲覧などはできない。ひたすら音声通話のみだ。
大きく、分厚く、ゴツゴツしたPiPhoneを「実際に使おうと思う人はいないだろう」と、製作者であるDavid Hunt君は言う。使っているうちに非常に熱くなるというのも欠点だ。しかし、そんなものを作ってしまった彼の心意気に、何か感じるものはないか?
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