まるで街づくりシミュレーションゲームの「シムシティ」に出現するアルコロジーのような外観。そんな未来がすぐそこに来ているのだろうか?人口が密集している都市において空気が汚れているのは仕方がない。
さらに最近はヒートアイランド現象のせいなのか、局地的集中豪雨、いわゆるゲリラ豪雨などが発生したりと都会の住みにくさを改めて感じることが多い。
都会の環境をリサーチして改善するタワー
「Climatology Tower(都市環境リサーチタワー)」は、デザイナー数人で発案した近い将来を見据えた都市環境整備プロジェクトだ。都会のど真ん中に大きな空気清浄機や除湿器、加湿器を備えたデータ収集センターを設置しようというもの。
透明なドーム状の中は人々が憩い求めて散歩する公園などのオアシス的な役目を果たす場所があったり、もしかするとカフェなども作られるのかもしれない。
しかし何よりも重要なのは、気象情報や紫外線、空気の汚染などのデータを外気から収集し、それに応じてClimatology Towerから冷暖房や、空気清浄、水の浄化などを行うというところ。
人々に告知すべき情報のために外面ディスプレイなども備わっている。そのためのエネルギーは太陽光発電でまかなうという、理想的なエコロジーコンセプトだ。
どことなく子どもの頃に想像した未来予想図のようでもあるが、これが実現されれば都市生活は今とは比べ物にならないほど快適になるのは間違いない。
参照元:Yankodesign
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