プロレス界で鉄人と呼ばれた男、小橋建太。小橋は、決してエリートではなく、一度ジャイアント馬場さんから入門を断られている。それでも諦めずアタックし、全日本プロレスに入団。みるみるうちに頭角を現し、プロレス界のエースにまで成長した。
彼の信奉者は多く、横綱審議委員だった内館牧子氏が当時横綱の朝青龍に「小橋建太を見習え」と言った事はあまりに有名だ。人気実力ともトップだった小橋建太に襲った、ガンと言う病気。そして膝の故障、腕の故障。彼はその度に不屈の闘志を燃やし、リングに舞い戻ってきた。
小橋建太が自分のプロレス人生をまとめた本
「今日より強い明日になる」は、そんな小橋建太のプロレス人生が綴られている。プロレス界は現在冬の時代と言われているが、「かつてファンだった」と言う人は多いだろう。この本では「第二次プロレスブーム」と言われた1990年~1993年頃までの話も満載だ。
ジョニー・エース、ダニー・スパイビー、スティーブ・ウイリアムス、スタン・ハンセンらの外国人選手との裏話やジャンボ鶴田、天龍源一郎との裏話。そして、不慮の事故でこの世を去った盟友三沢光晴とのエピソードも満載だ。
プロレスを少しでも知っている者なら、今日より強い明日になるは必見だ。
参照元:今日より強い明日になる
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