サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会が盛り上がっている裏で、英国ロンドン発のプロジェクト「テックボール(Teqball)」がクラウドファンディングサイト・キックスターターで資金調達を実施中。サッカーとテーブルテニスをミックスした新しいスポーツは、かつて大舞台で活躍した元サッカー選手らの注目を集めています。
テックボールは、プレイヤーが「テックボード(Teqboard)」と呼ばれる専用台を挟んで向き合い、サッカーボール(テニスボールなどでの応用も可)のラリーを行うスポーツ。足や頭がラケットの役割を果たし、リフティングの技術も求められます。
自然科学的なアプローチから生まれた専用台は、床に対して平行ではなく、ボールがバウンドしやすいようにゆるやかな傾斜が設けられています。
テクニックだけでなく、判断力・スタミナも鍛えられる。
ボールが常にプレイヤーに向かってバウンドするように設計されているため、超短時間で数多くのパス交換を実現した「テックボール」に対し、「より技術のある選手になるための良いエクササイズ」と太鼓判を押したのは、選手時代にオランダ代表やFCバルセロナ(スペイン)で活躍したロナルド・クーマン氏。
ボールコントロールだけでなく、判断力やスタミナも鍛えられそうな競技は、近い将来に子どもたちのトレーニングやスポーツ選手のレクリエーションに活用されるかもしれません。
6月中旬に立ち上げられたプロジェクトは、8月12日までに17万ポンド(約3000万円)を集める目標を掲げています。
集めた資金により、「テックボード」開発と「テックボックス」(リアルタイムでボールとプレイヤーの動きを追跡できる装置)技術追加の完遂、そして補完的製品(モバイルアプリ)開発、より多くの有名サッカー選手を巻き込む形でのマーケティング戦略実行を進めていくとのこと。
「テックボール」のオリジナルエディションは239ポンド(約4万1000円)の支援と引き換えに入手可能。
参照元:Teqball