8月に米国のカルフォルニア州で行われる「ベブルビーチ・オークション」にシャーシー№024の「ポルシェ917K」が出品されることになった。
ル・マンといえばこのガルフカラーの917
現実にこのシャーシー№024は、ポルシェのワークスドライバーであったジョー・シファートが実際にドライブしたのち、本人がコレクションしていたクルマなのだ。そして「栄光のル・マン」撮影時には彼から貸し出され、映画の「主役」として活躍した。
シファートしの死後25年間にわたり表舞台に出ることはなかったが、コレクターによりベビーブルーとオレンジの塗装とともに、完全にレストアされ今回出品されることになった。
ポルシェ917とは
ポルシェ917は当時のFIA国際メーカー選手権のために、1969年から採用されたプロトタイプレーシングカー。アルミ合金のスペースフレームに、空冷4,494cc水平対向12気筒エンジンは520馬力を発揮、ライバルの「フォードGT40」と互角に渡り合える性能を手に入れた。
ボディタイプには「ル・マン」用のロングテール仕様「917LH」と、ショートテール仕様の「917K」があり、オークション出品車両はこれだ。その他にCAN-AM仕様など多くのバリエーションを持っている。
どんな価格でどんな人が入札するのかは当日までわからないが、相当な高額になるのは間違いない。
参照元:Gooding&Company
この記事をシェア