汗をたくさんかけば、服が臭くなって当然だ。だが、臭くなる程度は服によって違う。正確に言うと、服の素材によって違う。では、どんな素材の服が臭くなりやすいのか、あるいはなりにくいのか?
綿100%は臭くなりにくい
ズバリ言うと、綿100%の服は臭くなりにくい。これに対して、化学繊維100%のものは臭くなりやすい。綿と化学繊維が混紡されたものはその中間だ。
化学繊維には小球菌が繁殖しやすい
化学繊維には、ミクロコッカスと呼ばれる小球菌が繁殖しやすい。このミクロコッカスは、汗に含まれるホルモンやアミノ酸を分解して、臭いの元になる物質を作り出す。だからポリエステルなどが入ったTシャツは、酸っぱいような、カビ臭いような、時には目を刺すような強烈な臭いになりやすいのだ。
特に運動時には、綿素材がお勧め
綿素材のものにも、もちろん菌は繁殖する。だが、その中に、ミクロコッカスほど強烈な臭いを生む菌はいない。だから、綿でも臭くはなるが、それほどではないのだ。だから、特に運動をする時には、綿100%のウエアをお勧めしたい。
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