ワープロからやがてパソコンへ、そしてタイピングすらしなくなったスマホ隆盛の今、あなたが直筆で自分の名前や住所など事務的なコト以外を書いたのはいつだろうか?
6マイルでも書き続けられる鉛筆に秘められたロマン
「Six Mile Pencil(6マイル鉛筆)」は、普通の鉛筆である。ちょっと意地悪く言うならローテク。なにしろ鉛筆削りで鉛(なまり)の部分がでるまで削らないと、何の役にも立たないからだ。
だが一度書き始めたら、もう止まらない。そうこの鉛筆の芯に使われているのはグラファイト(石墨)でできているため、延々と書き続けられるのだ。6マイルというネーミングはだてじゃない。
鉛筆のボディにある目盛りは実は「どのぐらいの距離まで字を書いたか」という指標を示すものである。ちょっとやそっと書いたぐらいでは、なかなか芯は減ってくれない。それは、あなたのイマジネーションに対してのちょっとした挑戦のようでもある。
書く事で見えてくる文章の行間や、描くことで広がる表現の可能性が五感を通して体に伝わる。それは本来人間が持っている野性を呼び起こす何かにつながる行為なのかもしれない。
ちなみにキックスターターによると10キロメートル版もある。
参照元:Six Mile Pencil
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