世界初の180度球形のプロジェクタースクリーンが登場。イギリスのモーション・シミュレーションは可変ポジションシート搭載の「TL1」の開発に成功した。5760 x 1200画素のスクリーンは他に類を見ない経験を提供してくれるに違いない。サーキットのシミュレーションで実在するスポーツカーを運転すれば、プロのレースドライバーにも勝てる見込みがある。
モーション・シミュレーション社長のジョナサン・ベルは、細部までこだわったTL1に揺るぎない自信を見せている。
「シミュレーションのソフトウェアとハードウェアは経験の質で常に隔たりがあった。ハードウェアはソフトウェア(の技術と情報)に遅れをとっていた。ホイールやペダルも大きく進化を遂げた一方で、ビジュアルとドライブ環境の改善は課題だった」
「シミュレーターのあらゆる部分にこだわり抜いてきた。ユーザーにはこれ以上ないほどのリアリティを保証する。我々の目標はシミュレーターを現実世界にできる限り近づけることだ。TL1でそのスタート地点に立ったと思っている」
TL1の販売価格は11,500ポンド(約140万円)の予定。オプション込みで最大33,950ポンド(約417万円)。さすがに高額だ。しかし“リアル・マリオカート”に一度は乗ってみたいものだ。
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