日産とイタルデザインは9日、「日産GT-R50 byイタルデザイン」を、7月12日から英国チェスターで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて、世界デビューしました。
市販化計画もある
「日産GT-R50 byイタルデザイン」は日産とイタルデザインが初めて提携したことにより誕生したプロトタイプモデルであり、GT-Rとイタルデザインがそれぞれ2019年、2018年に迎える生誕50周年を記念するモデルですが、台数限定で生産する可能性もあります。
「日産GT-R50 byイタルデザイン」は、グッドウッドを皮切りに今後数か月の間に世界各地でお披露目される予定で、このプロトタイプをベースとした車両を限定生産する可能性があるとされています。その場合には、50台以下の車両が好みにあわせて仕立てられ、イタルデザインが生産することになり、価格は約90万ユーロからになると想定されてます。
最高出力720ps、最大トルク780 N・m
最新のGT-R NISMOをベースに、イタルデザインが欧州スタイルの感性でつくりあげられた「日産GT-R50 byイタルデザイン」は、力強さにイタリアならではのクラフトマンシップとテイラーメイドが組み合わされています。そのデザインは、ベース車を最大120PSも上回る、最高出力720ps、最大トルク780 N・mを発生する特別なパワートレインと、アップグレードしたシャシーやドライブトレイン、そして新しいビルシュタイン製サスペンションとブレンボ製ブレーキを採用しています。
「サムライブレード」
ボンネット上に鎮座するパワーバルジ、シャープなLEDヘッドライト、低いルーフラインやフロントフェンダーの特徴的なエアアウトレットの「サムライブレード」などがその存在感を際立たせ、大きな可変式リアウイングが、全体の印象を引き締めています。そして、「リキッドキネティックグレイ」塗装仕上げのエクステリアカラーリングは、50周年記念として「エナジェティックシグマゴールド」がアクセントになっています。
インテリアはモダンで高性能な系譜を受け継ぎ、センターコンソール・インストパネル・ドアの内張りには2種類の異なるカーボンファイバーが、シート素材には黒のアルカンターラと、同じく黒のイタリア製レザーが採用されています。さらに、エクステリアにあわせてコックピットにはゴールドのアクセントが散りばめられています。
そして、イタルデザイン・ジウジアーロのCEOであるヨルグ・アスタロッシュは「両社の目指すところは、この『車のモンスター』がほどなくして50名の選ばれしエンスージアストの生活に新たな彩りをもたらすことです」と述べています。
参照元:GLOBAL NEWSROOM