戦争は技術力が明暗を分けるといっても過言ではない。恐ろしいことではあるが、それが現実なのである。現在も日々、軍事技術力の革新が行われている。イギリスのBAE社が開発した赤外線カメラから身を守る迷彩装置「ADAPTIV」。夜の戦闘では赤外線カメラで相手の位置を探すのが現在の戦い方。そのカメラに対し、ADAPTIVを作動させると完全に消えてしまうのである。このシステムがあれば、敵に見つかることなく作戦を遂行することができる。
このカラクリは赤外線カメラの弱点を突いているのである。赤外線カメラは熱を利用して相手の有無を確認するカメラ。戦車や戦闘機に電圧をかけ温度を調整できるパネルを貼り付け、温度を調節することによって、赤外線カメラに映っていないように見せると言うものなのだ。
実戦投入にはまだまだ時間を要するようだが、この技術が普及してくると軍事力戦争に新しい時代が訪れることは間違いない。
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