アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府観光・商務局(DTCM)は今夏、日本直行便も発着するドバイ国際空港における、新型コロナウイルス感染拡大防止の手順を紹介する動画をYouTubeで公開しました。
保健局のモバイルアプリをインストールする必要がある
DTCMが公開した動画は、主人公の男性が搭乗したエミレーツ航空便がドバイ空港に到着するところから始まります。マスク、手袋、手指消毒シート、抗菌ウェットティッシュが入った箱型のキットが映り込んでいますが、これはドバイ行きのフライトの中で配布されるものです。その直後の飛行機から降りるシーンではソーシャルディスタンスの遵守を求める字幕が出てきます。
動画を見進めると、ドバイ空港のターミナル内で高速・無制限のWi-Fiが無料で使えることが分かります。そして到着客はWi-Fiなどでインターネットに接続し、ドバイ保健局がリリースしたモバイルアプリ「COVID-19 DXB Smart App」をインストール・登録しなければならないことも分かります。
サーモグラフィーに引っかかるとPCR検査と自己隔離
動画の22秒頃からは主人公の男性が出発地で受けた新型コロナPCR検査の陰性証明書を提出する様子が映っています。もしドバイ空港のサーモグラフィーなどで新型コロナの症状がみられた時は、2回目のPCR検査を受けることになります。検査結果が判明するまではホテルなどで自己隔離をしなければなりません。
最後は主人公の男性がドバイ空港から市内に移動するシーンで締めくくられています。車内には前部座席と後部座席の間に飛沫防止シートが設けられ、運転手はマスクと手袋を着用。到着先のホテルでのチェックインも接触がなるべくないように工夫されています。ドバイは7月から観光客の受け入れを再開していますが、新型コロナ感染拡大防止に腐心している様子が伺えます。
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