いい歳のオトナライターが一票を投じた、AKB総選挙について考える

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AKB48選抜総選挙に関するニュースをよく見かける時期になりました。「いい歳のオトナが…」と言われそうな話題ですが、少なくない大人が投票しているのは事実。投票開始日の20日、私はSKE48の須田亜香里さんに一票。彼女の武器は劇場公演や握手会での「強烈」と形容できる全力パフォーマンス。昨年の総選挙では、SKEのシングル選抜でさえセンターに立ったことがないメンバーながら、16位に入る快挙を成し遂げました。

多くの人に愛された「恋するフォーチュンクッキー」のシングル選抜に選ばれて以降、全国ネットのテレビ番組で彼女を見かける機会が増えました。テレビ朝日の「関ジャニの仕分け∞」では、特技の身体の柔らかさで、軟体女王の地位を長く築きました。

個人的なハイライトはTBSの「オールスター感謝祭」。翌日に福岡での握手会を控えながら、恒例行事のミニマラソンに参戦し、ハンディがあったとはいえ、一時は首位に立つ奮闘を披露しました。「1秒でも長く自分の姿を見せ付けたい」という姿勢が須田さんの魅力でもあります。

異常な数字を裏付ける、総選挙速報の特殊な傾向とは。

さらなる躍進が予想された中、21日の速報発表では18位と、順位も票数も昨年を下回る結果に。その後に更新したブログでは、悔しさを隠し切れない様子が伝わってきました。

近年の総選挙の速報は「選抜未経験の推しメンを高い順位へ押し上げたいファンの熱意」が反映される傾向が。今回も上位16名中、AKBシングル選抜未経験者が4名を占めました。小嶋陽菜さん(17位)など、下位スタートを切った実力者は最終発表での巻き返しが濃厚です。それでも須田さんにとって票数が減ったのは少なからずショックだったはず。

私個人の正直な気持ちは「さらなる投票で援護したいが、ファンへの出費を競わせるシステムへの疑問が拭えない」。投票券が入ったシングル「ラブラドール・レトリバー」の初日売上は、オリコンによると、146.2万枚。異常と言わざるを得ない数字です。

CD複数買いの是非、ランクインできなかったメンバーやファンの心境、そもそも目先の結果に一喜一憂すべきでない…いろいろ考えさせられます。正直、出来ることは投票してくれそうな人への一票のアピールくらいしか無いかもしれません。開票日は6月7日です。

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