Appleのモバイル決済プラットフォームのApple Payは、新たにDiscoverカードと提携した。これでApple Payは米国内の大手クレジットカード4社に対応することになる。
今秋にもVisa、MasterCard、American Express、そしてDiscover対応に
Apple Payは、iPad、iPhone、そしてApple Watchを使って支払ができるプラットフォーム。 米国のDiscoverカード利用者は、Apple Payシステムを導入している店舗でコンタクトレス決済を行えるようになる。
カードを使用する時と同じセキュリティが保証されており、セキュリティツールのFreeze Itを利用しカードを紛失した時に備えることができる。
また、カード利用者は引き続きキャッシュバック・ボーナスといった特典の数々を受けることができる。
本サービスの開始は今秋とされているが、米国の小売店舗の規模を考えるとApple Payを使える小売店舗はまだまだ限られている。
だが、人気チェーンレストランのメキシカングリルChipotleなどApple Pay導入を示唆しているチェーン店も少なくはない。Discoverの参入でApple Pay導入にGOサインを出す小売店も増えるだろう。
これまでDiscoverがApple Payに対応していなかったことが驚きだが、Appleは巨大企業。Apple Watchの売れ行きも好調で、ここにきてやはり同クレジットカード企業にとって有益な提携とみて参入を決意したのだろう。
今回のDiscoverの動きは同社に限らずAppleはもちろん多くの小売店舗にも利益をもたらすことになるだろう。
消費者にとっても嬉しいDiscoverの参入で、コンタクトレス決済のトレンドにますます拍車がかかりそうだ。
参照元:engadget
この記事をシェア