有名芸術家の作品が描かれた皿が発売 収益はホームレス支援に 米国

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175ドル(約1万8000円)詳細ページ

収益は全額、路上生活を余儀なくされている人、新型コロナウイルスの大流行で経済的に不安定な状況に陥っている人への支援に使われます。

米国ニューヨークのホームレスを支援する団体「Coalition for the Homeless」は今秋、著名な芸術家50人と皿製造会社の協力を得て、芸術家の作品が描かれた50種類のディナープレートをECサイト「Artware Editions」で数量限定発売しました。

1枚売れるごとに75人に食べ物を提供できる

「Artist Plate Project」と名付けられたプロジェクトは、アンディ・ウォーホル、キース・ヘリング、奈良美智などの有名芸術家50人の作品をそれぞれ1枚のディナープレートに描き、各皿175枚の数量限定で販売しています。価格は175ドル(約1万8000円)。1枚売れるごとに、家がない上にお腹を空かせているニューヨーク市民75人に食べ物を提供できるとのこと。

英国のデザイン誌「Wallpaper*」の公式サイトは50種類の皿の中からマウリツィオ・カテランの作品などに注目しています。カテランがArtist Plate Projectのために書き下ろしたデザインは、直径26.7cmの皿の上に画筆の先端とそこに群がるアリの一群が描かれたシュールなもの。何も知らずにこの皿でディナーを食べ終わった人はテーブルからひっくり返るかもしれません。

6万人近くがNYの保護施設で寝泊まりしている

Coalition for the Homelessによると、12月下旬時点で5万7300人以上がニューヨークの保護施設で寝泊まりしているとのこと。驚くべき数字ですが、実は7年前から5~6万人台で推移しています。ホームレスの空腹も、幸福なことにホームレスではない芸術好きの所有欲も満たせる皿の柄が気になる人は是非Artist Plate Projectのページへ。

参照元:Artist Plate Project, Wallpaper

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