アサヒ飲料が自販機にWi-Fi機能を搭載させた「Wi-Fi搭載自動販売機」を発表した。タケショウの「FREEMOBILE」サービスの専用ルーターを自販機に設置、自販機の半径50メートルで高速インターネットを楽しめるという画期的な機能だ。
Wi-Fiに対応した端末ならばすべて接続が可能で、すぐにインターネットを楽しめる。携帯電話はどの会社でも大丈夫。ダイヤルアップでyahooのロゴをダウンロードするのに3分以上かかったり、通信料の問題から23時~7時まで定額のテレホーダイなどという時代を経験している者にとってはビックリを通り越して口あんぐり状態だ。
Wi-Fi搭載自動販売機は災害時にも大いに役立つ。東日本大震災時、ネットの回線がパンクし全く連絡が取れないという状況に陥った。今どういった状況に陥っているか全くわからなかった。情報を得るために持っていた携帯電話であるのに、持っていてもなんの意味もなかったのだ。公衆電話に行列ができるという信じられない光景を目の当たりにした。Wi-Fi搭載自動販売機があればインターネットを介して連絡を取ることが可能であるので、起こっている状況や情報を得ることができる。
連続接続時間は30分で、切断後再接続が可能。1台で数十台の同時接続が可能とのこと。また、ルーターから商品情報や設置されている場所の地域情報を、キャリアに表示させることを検討しているようだ。自動販売機の新しい形、非常に画期的だと思う。ノートパソコンやスマートフォンを持った人たちが自動販売機に行列を作る光景が日常化する時代になる!
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