騒がしい世の中から離れて、心安らかなひとときを持つ——そのために開発されたのが、この「AudioOrb(オーディオオーブ)」だ。透明アクリル樹脂の巨大な球体が、外の騒音をシャットアウト。敷かれているクッションは形状記憶フォームだから、人の身体にぴったりフィット。小さな穴からAudioOrbの中に入れば、心の芯からリラックスできる環境が待っているというわけだ。そして、クッションの下には、何と18個ものスピーカーが仕込まれている。AudioOrbは、早い話、理想的な環境で音楽を聴くことができる球形リスニングルームなのだ。
こんなとんでもないシロモノを作ってしまったのは、「ST」というスカンジナビアの小さな商品開発会社。現在、でき上がっているものは2つしかなく、15,000ドル(約150万円)で売りに出されている。また、その会社は、今後合計で5つしか作る気がないらしい。
ひとつ気になることがある。ゴロゴロ転がって行かないか、ということではない。(透明な台のようなものが写真には写っている)気になるのは、「窒息しないのか?」ということだ。スピーカーを1個犠牲にしてもいいから、換気扇をつけて欲しい。
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