大きなフェイスにゴツめのストラップ、そんな腕時計が近年は主流となっていましたが、最近になって小さなフェイスの腕時計が俄然注目を浴びているようです。
思えば昔の腕時計はどれもこれも小さなものばかりでした。そんなアンティーク風・レトロ調の腕時計が今見直されているのだとか。
見出し:小さくて四角いフェイスの腕時計が戻ってきた
近年のメンズウォッチといえば、大きなフェイスで40mm以上のものがほとんどだそうです。ですが、NOMOS Tetraはなんと29mm。小さいうえにスクウェアです。切手みたい?ばあちゃんが愛用してた腕時計みたい?繊細でレトロ感いっぱいのこのNOMOS Tetraのカッコ良さが分かってこそトレンドの最先端を行くデキる男です。
IWCは36mmで原点にタイムスリップ
IWCのパイロットウォッチと言えばゴツさが売りのようなイメージですが、IWCはどうやら新ラインで同社の原点に戻ったようです。Markラインは遡ること1940年代に初めてその姿を現しましたが、同ラインは数十年をかけて改良を重ね、大きく頑強なデザインへと変化し、腕時計愛好家たちの間でその名を知らしめてきました。が、IWCパイロットウォッチ・オートマチック36mmは、Markラインの初代であるMark XIと同スタイルのため、IWCは原点に戻ったのだと言われています。
スーパースリムウォッチの再来
とにかく大きくてラギットなデザインが人気のため、一時流行った極薄の腕時計はその姿を消したかのように思われました。ですが、小さな腕時計のトレンドが戻ってきたと同時に、薄い腕時計にも注目が寄せられています。例えば、シチズンのエコドライブワンは、電池交換が不要な光発電技術が採用されていて技術こそ最先端をいっていますが、その薄さはわずか1mm!ケースの厚みも3mmに満たない薄さで、アナログ式の光発電時計の中では最も薄いものとなっています。シチズンが、薄さ、強さ、そして美しさを追求したというエコドライブワン、今だからこそ持ちたい腕時計です。
高級時計もダウンサイズでお手頃価格に
ドイツのA. Lange & Söhneの高級腕時計は、欲しくてもなかなか手が出ない価格設定となっていますが、同社も小さい時計のリバイバルブームに参戦し、より小さく手に入れやすい価格設定のエントリーレベルウォッチを発表しました。従来の40mmのウォッチから3mm小さくなったSaxonia Thinは、なんと40mmモデルよりも1万ドル以上も安い1万5,000ドル以下の価格設定となっています。A. Lange & Söhneのネームバリューとクオリティを考えると、一生ものとしてこのエントリーレベルウォッチを買いたいという人は少なくないでしょう。
小さくてシンプルなクラシックブラックウォッチでスタイリッシュに
Kent WangのバウハウスウォッチV3は、ミニマリストでおしゃれ好きな男性にぴったりの腕時計です。39mmと、主張しすぎず小さすぎずの絶妙なサイズで、フェイス部分とストラップはオールブラック。インデックスとハンドも落ち着いた色合いで、さりげない手元のおしゃれを楽しみたい人におすすめのウォッチです。V3の価格設定は395ドルと大変安価なので、普段使いの腕時計として1本手に入れておきたいですね。
小さい腕時計なんて時代遅れと思いきや、どれもこれも、「それどこの時計?」と聞かれること間違いなしなおしゃれなデザインですよね。体が大きい男性は、30mm以下の腕時計だとバランスが多少悪くなってしまうかもしれませんが、Kent WangのバウハウスウォッチV3は39mmなので、違和感なく着用することができるでしょう。今年のクリスマスは自分のために「小さい腕時計」をゲットして、スマートでおしゃれなデキる男を目指しませんか?
参照元:GEAR PATROL