人生うまくやっていきたいし仕事の効率も上げたい、ならば無駄な時間を過ごそう

2826
未定 詳細なし

誰だって人生の成功者になりたい。そのために努力しなければならないのも分かっている。1日の仕事を終えて帰宅すると、とりあえず冷蔵庫へ直行。まあ、何をするにもエネルギーを蓄えるのは重要なので、食事の時間は良しとしよう。

でも問題は食事を終えてシャワーをあびたその後。ちょっと一息、のつもりでテレビ見てコンピューターで遊んで、気づけば4時間が経過してた!あーあ、もう寝る時間だし、じゃ、今日も1日良い日だった。おやすみ~、じゃなかった!頑張らないといけないんだった!

頑張るって、言語を習得したり、料理の腕を上げたり、プレゼン資料の見直しをしたり、そういうことをいうのであって、ゲームをしたり、テレビを見たりすることではない、はず。

ところが、最近の調査では、テレビでドラマの再放送を見たり、ゲームで遊んだり、現実世界でロールプレイングするLARPINGでさえも生産性を上げる時間になり得ることが分かったとか?!

そこで今回は、一般的には「無駄な時間」と捉えられがちだがそれらの時間は実は有効だという例をあげてみよう。

テレビで再放送を見る

ニューヨーク州立大学バッファロー校の調査によると、自分が大好きなテレビ番組の再放送を見ることで心のエネルギーを回復させることができるとか。

自制心や意志力は非常に限られた資源で、これらは仲良しの友達とオンラインゲームにいそしむ時ではなく仕事で大きなプロジェクトに取りかかっている時に消費されるそう。

時間が経過すれば消費された資源は回復するけれども、大好きなキャラクターが登場するドラマの再放送を見たり自分が気に入っているアバターを使ってゲームする方が回復力は高いのだとか。

それらのキャラクターやアバターに心地よさやつながりを感じることができるという理由からだ。大好きなドラマや映画の再放送を見る時、心のエネルギーが消費されることはほとんどない。

テレビでお気に入りの番組の再放送を見ることで、キャラクターとのつながりを感じられ楽しみを得られるということ、そしてエネルギーをほとんど消費しないことから、自制心や心のエネルギーをよりはやく回復させられるというわけだ。

gigamen_Best_Wasted_Time

ゲームでめいっぱい遊んじゃう

ゲームをすることで論理的思考や問題解決能力を育むことができる。それだけではない。記憶や空間ナビゲーションといった認知技能も強化できるのだとか。これらの能力や技能が最も高められるのは、ゲーマーがシューティング系ゲームをしている時だそうだ。

また、ゲーマーは情報を吸収する力が高いとか。今すぐコールオブデューティ買いにいかないとっ!

gigamen_Best_Wasted_Time01

オンラインゲームでギルドを組む

MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)をする人にとってギルド(大人数の団体、チーム)は外せないものだ。ギルドを組むことでプレイヤーはリーダーになることを学ぶ。

そう、MMORPGプレイヤーは、問題を解決する能力と戦略的な計画をたてて戦うこと以外にチームプレイも学んでいる。それらの能力を仕事に活かすことができるというわけだ。

gigamen_Best_Wasted_Time02

LARPINGに参加する

日本ではまだまだメジャーではないLARPING。LARPINGとは、現実世界でキャラクターになりきってフィールドなどで遊ぶRPGのこと。コスプレもこのゲームの一環で、オンラインゲームよりもなりきり度が高い。

LARPINGで何が得られるのか。それは「感情」の発見だ。LARPINGをする人は、スリル満点のバトル、ロマンティックな関係、そして友人の逝去などを通じて様々な感情を体験することができる。なかなか日々体験できないことをLARPINGでは体験することができる。

心の知能は、意思決定のプロセスや他人を理解する上で影響を与える。自分の心と向き合うことができる、それがLARPINGなのだ。

gigamen_Best_Wasted_Time03

いつでも笑顔

人は笑うことでストレスから解放され免疫力を高めるともいわれている。オックスフォード大学の調査によると、笑いは痛みを軽減するそうだ。心から笑うことで脳が刺激されエンドルフィンが放出される。

エンドルフィンには陶酔させる効果があるため、痛みを麻痺させ、血流中のストレスホルモンであるコルチゾールも減少させるとか。

gigamen_Best_Wasted_Time04

これで生活が充実し、仕事もうまくいき、何事においても生産性が上がるなら、テレビ見る!めいっぱい笑いながらゲームする!と思ってしまうが、大切なのは仕事をして私生活を楽しみ、その合間に息抜きをするマイタイムを設けるということだろう。

これからは後ろめたくない「無駄な時間」を過ごせそうだ。

参照元:The Next Web

この記事をシェア
0 0
記事のタグ