ゼラチンが冷蔵庫を変える!?未来の冷蔵庫登場!

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日々の生活にとって絶対に欠かすことのできない家電と言えば冷蔵庫です。冷蔵庫がなければ食料を保存しておくことができず、料理をする事はほぼ不可能でしょう。

日本での電気冷蔵庫は1930年、芝浦製作所(現・東芝)が製造したのが最初と言われています。本格的に普及したのは1950年代で、いわゆる三種の神器と言われた「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫」のキャッチフレーズで爆発的な普及を遂げました。現在の冷蔵庫は、20世紀に問題となったフロンガスの使用を止め、環境破壊することもなくなりましたが、他の家電と比べると電気の消費量は依然高いのが現状です。電力供給不安を抱えるこの世の中で、電気を使わない冷蔵庫はないものだろうか?

そんな課題にロシアの家電メーカーが、高分子ゲルを使った冷蔵庫「バイオロボット冷蔵庫(Bio Robot Refrigerator)」の研究・開発を発表しています。高分子ゲルとは寒天やゼラチンのような素材のこと。ゼラチン質の膜を発光、冷却する事によって食品を冷蔵するという仕組みで、冷却のためのエネルギーは必要ないとの事です。ゲルは食品に悪い影響を及ぼすのではないか?とも思いますが無味無臭で食品にも影響はないそう。ちょっと怖いような気もするバイオロボット冷蔵庫(Bio Robot Refrigerator)ですが、冷蔵庫に新時代が訪れることは間違いないでしょう。

実用化にはまだまだいろいろなハードルがありそうなバイオロボット冷蔵庫(Bio Robot Refrigerator)。高分子ゲルの粘性をどうやって冷蔵庫にするのか、興味はあります。開発元には粘り強く開発を進めてほしいものです。

 

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