忙しい人にとって、植物を育てることは一苦労。土から始めて毎日の水やりなど、少々ケアを欠かしただけでもすぐに枯れてしまう。魚を飼うことだって同じ。掃除が大変で、グッピー一匹もまともに育てられないなんて人も多いのでは?しかし今の時代たとえマンション住まいでも、出張が多くても、指先ひとつで誰でも植物や水槽の中の生物を簡単に育てることができるのである。
自宅に即席の特殊生息環境が出現
Biopod Smart Microhabitatは、インドア専用の生息環境育成タンク。Wifiとデータのクラウド分析を使ってタンクの中を適切な環境にし、通常の環境では培養が困難な植物や魚、爬虫類などの育成を可能にしてくれる。ありとあらゆるテクノロジーを駆使し、温度、日光量、湿度、通気性、水量などをタンク内部で細かに調整してくれるのだ。使い方は超簡単で、種を蒔いてアプリに何の種を蒔いたか伝えるだけ。
種類のタンクを使い分け
BiopodにはOne、Terra、Aquaの3種類あるので、用途によって使い分けることができる。Biopod Oneは小さなカウンタートップ用で、キッチンで使用するハーブやレタスなどの園芸用に便利。Biopod Terraはデコレーション用として最適で、温度や湿度調整が必要な爬虫類を飼う人にはこのモデルがオススメ。Biopod Aquaは水生動物専用で、魚と植物がお互いに栄養分を与え合うエコシステムがこの中で作られる。カメラ付きなので、アプリを通して中の生物の様子を世界中どこからでも観察することができる。
こんな簡単でいいの?ちょっとレイジーすぎるんじゃない?なんて思わせるBiopodだが、実はアマゾンの熱帯雨林で絶滅の危機にさらされる生物を救うシステムを作るというコンセプトから始まったもの。自分の家のベッドルームに、こんな簡単にミニ熱帯雨林が作れてしまうなんて凄い!11月3日までKickstarterでファンディング中。
参照元:Dude