イタリアのコモ湖畔で毎年開催されるクラシックカーイベント「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」で、「BMW 3.0CSLオマージュ」が発表されました。カーマガジンのWebサイト「Car」が伝えています。
伝説のレーシングカー「BMW 3.0CSL」を現代風に解釈
初公開となる3.0CSLオマージュは、1971年から1975年まで生産された名車「BMW 3.0CSL」を現代風にリファインしたモデルです。BMW 3.0CSLとは、ヨーロッパ・ツーリング・カー・チャンピオンシップ(ETC)のために作られたレーシングカー。
「CSL」とは「Coupe、Sport、Lightweight(クーペ、スポーツ、軽量)」を意味する。「ヴィラデステ」のショーのためのオマージュラインは、2008年には「M1オマージュ」、2011年に「328オマージュ」を発表しています。
似て非なる「3.0CSLオマージュ」
1971年当時の「3.0CSL」がアルミ素材を使い、ベースとなった3.0CSから大幅に軽量化したのに対し、今回の3.0CSLオマージュはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が用いられています。
フロントの大型スポイラー、ボンネットの整流板という当時のCSLの特徴を残しつつ、整流板からスポイラーへと流れる美しい意匠となっています。リアスポイラーのデザインは3.0CSLに似たシンプルな形状に見えます。
中味は当然3.0CSLとは別物。直列6気筒エンジンにハイブリッドシステム「eBoost」を組みあわせたパワートレインを搭載しています。名車を現代風にアレンジしたというよりは、これからのBMWの方向性を示すモデルと言った方が正解みたいです。
参照元:Car
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